第1回:レンガと黒パン / イラストレーター・岡本典子さん
第2回:帰還 / イラストレーター・龍神貴之さん
第3回:日常の月並みな悩み / イラストレーター・おぜき せつこさん
小学校のはじめの頃に買ってもらった「könig(ケーニッヒ)」というピアノ。
それが「王さま」という意味だって知ったのは、ずっと後のことだけど、20代になってBandで音楽やるのに夢中になるまでは、このピアノが私の持っている唯一の楽器でした。Bachもchopinも弾いたし、もちろん運指の練習もしました。
中学生になって「Debussy弾きたい!Beethovenは嫌い!」と言って先生を困らせ、勝手に楽譜を買って来て弾いたのも、このピアノ。
この20年、山の家に置きっぱなしだったケーニッヒが、約1年かけて生まれ変わって帰ってきました。古くて新しい「ケーニッヒ」、なんとも言いがたい不思議な再会です。
このピアノに向かって新しい感触を確かめながら、曲作りをはじめています。
私の中にかつてあったであろう、いろんな気持ちを確認しながら。2010.4〜
次のアルバムでは、ピアノの小曲集を企画中。
CD(音で聴く)だけでなく、眼で見る「楽譜」という形にまとめることを目指してみようと思います。
おこがましいけど、サティさんやモンポウさんみたいに。
初めて「合唱曲ピース」を出版しました!音楽之友社から。
平原綾香さんのシングル「星つむぎの歌」の合唱アレンジ、同声3部合唱+ピアノ伴奏です。
今年は他にも合唱アレンジをする機会があり、新たな魅力を感じています。
合唱って、おもしろい!