久しぶりの横浜、幸せな時

WaterColor Studio

たくさんの作品をここで作ってきました。

様々な人々と出会い、作業し録音し、

笑ったり泣いたり苦労したり、時には雑魚寝したりの日々がありました。

 

亜熱帯化した都会は、八ヶ岳暮らしにはこたえるけど

独特の響きを持つ このスタジオは

主(あるじ)の中村裕介氏と共に

変わらず私を待っていてくれました。

 

 

いつもは録音する場所ですが、この日はライブサロンに仕立てられ

 

それこそ身動きするにも大変なくらいの大入り満員、大盛況!

いらっしゃるみなさんは、それぞれにお好きな飲み物、お料理などを

自由に持ち込んで楽しんでいます!

私も、八ヶ岳から野菜を持ち込んで「ミニ・マルシェ〜!」・・

この頃都会でもよく開かれる、ちっちゃな、市場ですっ。

 

最初の曲は、1981年に中村氏と私が結成したバンド「Weekids」の代表曲、

そのタイトルも「Watercolor,all my dreams」

スタジオ名由来の、思い出深い 美しい曲です。

当時、中村氏は作曲家を、私はアレンジャーをめざし歩み始めたばかりでした。

CM作品もたくさん作り、その中の有名曲を中村氏の生徒さんが歌い、

私も久しぶりに演奏しました。

次々に生徒さんたちが、音楽の楽しさを身体いっぱい演奏。

 

この日のために私が用意した作品は、「水」と「土」。

中村氏と一緒に作ったシリーズ作品の中からです。

今回のライブに<小淵沢からの風>というタイトルを彼がつけてくれました。

陽の光、せせらぎの音、木々たちのささやき、鳥たちの大騒ぎ、

生き物たちの飾らぬ振る舞い、

といった毎日が、少しでも伝えられたでしょうか。

そして、大好きなピアノのための曲は

「レンガと黒パン〜この荒れ野で暮らそう」です。

新しくやって来たピアノ君も、とても頑張ってくれて

「美しい響き!」「素晴らしい音色だね」と、嬉しい言葉を

たくさんいただきました。

 

懐かしい顔、初めてお会いした方々もみんなみんな

あたたかく楽しい雰囲気にあふれるライブ、

本当に ありがとう!

 

連休が終わって戻って来た八ヶ岳は、

秋の香りに 変わっていました。